ぐだ子「BBQがしたい？」
エジソン「左様！やはり夏と言えば海！海と言えばBBQですからな！」
テスラ「これだから貴様は凡骨なのだ！夏と言えば山！山と言えばBBQに決まっている！」
エジソン「だまれすっとんきょうめ！海だ！」
テスラ「うるさい毛むくじゃら！山だ！」
エジソン「海だ！」
テスラ「山！」
ぐだ子「ごめんなさい。外に出たくないです」
エジソン・テスラ「なんと！？」
ぐだ子「部屋でクーラーがんがんに効かせて扇風機ブンブン回して布団の中でアイスクリーム食べてるのが一番」
エジソン「うむ！私が送った扇風機の使い心地はどうかな？」
テスラ「私が改造したクーラーは素晴らしいだろう！」
エジソン・テスラ「あ？」
テスラ「所詮扇風機など気休めにしかならんな！」
エジソン「クーラーなど一歩間違えれば風邪をひいてしまうわ！」
ぐだ子「うるせぇ」
マシュ「先輩、お昼の素麺が茹で上がりまし……って寒っ！？」
ぐだ子「マシュー！一緒に毛布かぶろー」
マシュ「何してるんですか！」
フラン「うぅー！」
ぐだ子「あ、やべ！」
フラン「うぅー！！」ﾌﾞﾁ
クーラー「」ﾌﾞｩﾝ…
扇風機「」ﾌﾞｩﾝ…
ぐだ子「あぁ！コンセント……」
フラン「うぅー！あー！」
マシュ「無駄遣いはダメと言ってますよ」
ぐだ子「はい……」
エジソン「……」ｿﾛｰﾘ
テスラ「……」ｿﾛｰﾘ
マシュ「そこのお二人も！」
エジソン・テスラ「！？」
マシュ「最近、電力の使いすぎが目立ちます！」
エジソン「仕方あるまい！新たな発明のためだ！」
テスラ「致し方あるまい。全ては人類のためだ」
マシュ「……言い訳、なさるんですね？」ﾆｯｺﾘ
フラン「うぅー！！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ
マシュ「はい、彼らには少しお灸を据える必要があるみたいです。先輩にも」
ぐだ子「なんで！？」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ロマン「それで、どうすればいいんだい？」
マシュ「彼らを電気のない無人島辺りにレイシフトしてください」
ロマン「それは良いけど……」
ぐだ子「嫌だ！私はクーラーの部屋にいないと死ぬぅぅぅぅぅ！」
マシュ「先輩にも少し意識の改善が必要なので」
ロマン「わかったよ。取り敢えず、電気の文明がない時代にレイシフトさせるね」
ぐだ子「離せぇぇぇぇ！！」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
エジソン「見渡す限り、海！海！海！」
テスラ「凡骨のせいで私まで巻き込まれてしまったわ」
エジソン「何を！？」
ぐだ子「クーラーが恋しい……」
エレナ「まったく……なんで私が監視役なんて……」
ぐだ子「その割には水着つけてノリノリですね」
エレナ「いいのよこれは」
ぐだ子「私も水着に着替えてこよ……。この服は暑い」
エジソン「それでは最初にやることだが」
テスラ「何故貴様が仕切っている！」
エジソン「大統王だからに決まっている。そんなこともわからんのか」
テスラ「現界によって見た目だけでなく中身まで動物になるとはな！」
エレナ「貴方達本当にうるさい」
ぐだ子「うんうん」
エレナ「取り敢えずだけど、二人は自分達がどれだけカルデアの電気を無駄遣いしていたかを反省なさい」
ぐだ子「そうだ！そうだ！」
エレナ「貴方は運動しなさい。だらけ過ぎてお腹がぷよぷよになってるわよ」
ぐだ子「」
エレナ「取り敢えず、ご飯の時間になったらカルデアから物資が届くわ」
ぐだ子「それまで脂肪を燃焼しなくちゃ」ｶﾞﾀｶﾞﾀ
エレナ「泳ぐのがいいらしいわよ」
ぐだ子「いってきます！」ﾀﾞｯ
エジソン「むぅ……。発明意外特にやることがないな」
テスラ「ははははははは！！ならば精々その張りぼての貧弱な身体を鍛えているがいい！」
エジソン「何を！？」
テスラ【筋力:D】
エジソン【筋力:E】
テスラ「ふっ」ﾆﾔﾘ
エジソン「この私が、すっとんきょうなぞに負けるだと！？」
テスラ「はははははは！」
エレナ「DとEなんて誤差みたいなものじゃない」
テスラ「ぐはっ！」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
エレナ「ふーんふふーん♪」ﾁｬﾌﾟﾝ
エジソン「楽しそうだなエレナ君」
エレナ「あら、そう見える？」
エジソン「見えるとも。陽気な鼻歌も聞こえているしな！」
エレナ「そうね。そうかもしれないわ！」
エジソン「ふむ」
エレナ「なんといってもコバルトブルーの海！綺麗な水。久々のバカンスよ！」
エジソン「そうだな。英霊になる前の私はこうやって海を見たことが果たしてあっただろうか」
エレナ「あら、いいじゃない。英霊になる前だろうがなった後だろうが。今を楽しまなきゃ損よ？」
エジソン「確かに！その通りだ」
エレナ「そういえばテスラ君は？」
エジソン「あの似非紳士ならスーツが濡れると嫌だと言って浜辺を彷徨いているぞ。まったく、バカな奴だ！」
エレナ「貴方達って、本当に仲が悪いわね……」
エジソン「当たり前だ。直流の方が優れていると奴が認めて私に土下座でもせん限りはな！」
エレナ「一生無理そうね……」
ぐだ子「ねぇエジソン！競争しよう！」
エジソン「い、いや！私は遠慮しておこう！」
ぐだ子「なんで？」
エジソン「それは……だな。うーむ」
エレナ「筋力Eじゃスタミナが持たないからでしょ」
ぐだ子「なんだ……エミヤと同じ見せ筋か」
エジソン「GAohoooooooooooooo！？」
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エミヤ「くしゅんっ！」
マシュ「風邪ですか？」
エミヤ「サーヴァントは風邪をひかないだろう。誰かが噂しているのだろう」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ぐだ子「……ふぅ」
テスラ「どうしたマスター」
ぐだ子「疲れたから少し休憩！」
テスラ「そうか。うむ、良く身体を拭かないと感電するぞ」
ぐだ子「電気出すなよ。……テスラは何をしてるの？」
テスラ「少々考え事をな。いやなに、凡人にはやからないと思うが天才の私にも悩むべきことの一つや二つあるさ！」
ぐだ子「あっそ。なんかむかつくからヤシのみぶつけていい？」
テスラ「ダメに決まっているだろう」
エレナ「そろそろお昼かしらね」
ぐだ子「素麺食べたかった」
エジソン「ふむ、何を食べるか」
テスラ「私が雷を用いて魚でも採ってやろう！そこの凡骨は大人しくみているがいい！」
エジソン「黙れすっとんきょう！私の方が上手く採れるわ！貴様こそ大人しく見ていろ！」
エレナ「はぁ……」
ぐだ子「……令呪をもって二人に命ずる。宝具及び電気は禁止ね」ｷｭｲﾝ
エジソン・テスラ「なんだと！？」
エレナ「当然でしょ？そんなこと許したら環境破壊も良いところ。それに電気に頼らない生活をしなさい」
ﾊﾞｼｭｩｩｩｩｩﾝ
マシュ「先輩！」ﾀﾀﾀ
ぐだ子「マシュ！」
マシュ「お昼の準備をしてきました！」
ぐだ子「あぁ、涼しいカルデアで素麺食べれる」
マシュ「こちらで食事ですけど？」
ぐだ子「なん……だと……」
マシュ「お願いします！」
カルナ「マスター。大丈夫か」
ぐだ子「カルナ！」
アルジュナ「マスター、ご無事で何よりです」
ぐだ子「アル、ジュナ……」
アルジュナ「はい、そうですが？」
ぐだ子「マシュ！？なぜこの二人を同時に連れてきた！」
マシュ「えーっと、最初はカルナさんに道具を運んで頂こうとしたんですけど……」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
マシュ『カルナさん！』
カルナ『どうした』
マシュ『あの、先輩のいる無人島にお昼で使う機材を運んで欲しいんですけど』
カルナ『わかった。手伝おう』
マシュ『ありがとうございます！』
アルジュナ『お待ちください』
マシュ『アルジュナさん？』
アルジュナ『その仕事、私がやりましょう』
マシュ『えーっと……』
カルナ『下がれアルジュナ。この仕事は私が頼まれた』
アルジュナ『貴様こそ下がれカルナ。私の方がより完璧にこなしてみせる』
カルナ『ほう、ならば見せて貰おうか』
アルジュナ『いいだろう。後悔するなよ』
マシュ『あの……』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
マシュ「……すみません先輩」
ぐだ子「いや、うん。仕方ないよね」
マシュ「……お二人だけではありません」
ぐだ子「……え？」
ジャンヌオルタ「ふーん、何もないのね」
天草「とても綺麗な場所ですね」
ジャンヌ「海がありますよ！」
ぐだ子「……」
マシュ「エクストラクラスの方々が……」
ぐだ子「いや、うん。いいんだけどさ」
マシュ「アンリマユさんは何処にも居なかったので来ていません」
ぐだ子「またどっかフラフラしてるのか」
巌窟王「おい、マスター」
ぐだ子「なに？」
巌窟王「貧相な身体を晒して恥ずかしくないのか」
ぐだ子「大きなお世話だ！」
ジャンヌオルタ「ふん！しょうがないからきてやったわよ！」
ぐだ子「いや、呼んでないし」
ジャンヌ「こう見えてさっきまでノリノリで水着を用意してたんですよ？」
ぐだ子「へぇ……」ﾆﾔﾆﾔ
ジャンヌオルタ「ちょっと！余計なこと言うんじゃないわよ！」
天草「ジャンヌはあの隠してあったスリングショットの水着ですか？」
ジャンヌ「え！？///」
ジャンヌオルタ「何してんのよ聖女様は」
ジャンヌ「ちょっと天草！何故それを貴方が知っているのですか！？」
天草「エミヤ殿が掃除をしているときに見つけたらしく、私に渡してきたんですよ。あ、勿論そっと元の場所に戻しておきましたよ」ﾆｯｺﾘ
エジソン「随分と大所帯になったな」
エレナ「あら、いいじゃない。大人数での食事はやはり楽しいでしょ？」
エジソン「その通りだ！」
ぐだ子「お腹減ったからご飯にしようよ」
エレナ「そうね！ねぇ、マシュ。メニューはなにかしら」
マシュ「えーっと……BBQですね」
エジソン「なに！？」
テスラ「BBQだと！？」
ぐだ子「あぁ、二人ともやりたがってたもんね」
マシュ「ですが、人数が増えたのでお肉が少し足りませんね……」
ぐだ子「エジソンとテスラは無しでいいよ」
エジソン「この似非紳士はともかく、それはあんまりではないか！？」
テスラ「この毛むくじゃらはともかく、横暴だ！」
ぐだ子「ならちょっと森に入って狩ってきてよ」
エジソン「むぅ……」
カルナ「エジソン、俺が手伝おう」
エジソン「本当か！？カルナ君！」
カルナ「あぁ、構わない」
エジソン「それは助かる！」
テスラ「くっ、奴はすぐ他人に頼る！」
アルジュナ「カルナめ、ここでマスターからの信頼度を上げようとしているな！」
テスラ「……」ﾁﾗｯ
アルジュナ「……」ﾁﾗｯ
テスラ・アルジュナ「……」ｺｸﾝ
テスラ「ははははははは！！我々は我々で手を組むとしようじゃないか！」
アルジュナ「えぇ、それは名案です」
テスラ「やはりアーチャー同士、かつインテリは気が合うな！」
アルジュナ「その通りですね」
テスラ「それに良く良く考えて見れば君の父はインドラだ！雷電の子ならば、この天才の子も同然だ！」
アルジュナ「……」
ぐだ子「そこは同意しないのか」
テスラ「では参ろう！待っているがいいマスター！奴らよりも大量に肉を捕獲してやる！」
エジソン「せいぜい今のうちに吠えているがいいさ！我々の方がより多くの成果を挙げてみせよう！」
ぐだ子「あ、アルジュナもカルナも宝具禁止ね」
カルナ「わかった」
アルジュナ「わかりました」
ぐだ子「こんな所で全力出されたら島が消える」
マシュ「私たちは今のうちにコンロなどの用意や野菜の下準備をしましょう！」
ジャンヌオルタ「え！？」
ぐだ子「どうしたの？」
ジャンヌオルタ「……泳ぎたい」
ジャンヌ「我が儘を言ってはいけませんよ！先に食事にした方が後で沢山遊べますから」
ジャンヌオルタ「うるさいわね変態聖女！」
ジャンヌ「それは関係ありません！///」
エレナ「貴方もお昼を食べてないんじゃないの？」
ジャンヌオルタ「……むぅ。わかったわよ！」
エレナ「はい、じゃあ早速やるわよ！」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
巌窟王「何故俺がこんなことを……」ｻｸｻｸ
天草「良いではないですか。楽しいものですよ？」ｸﾞﾂｸﾞﾂ
巌窟王「貴様は何をしている」
天草「カレーを作っています」
巌窟王「BBQではなかったのか……」
天草「まぁ、カレー程度あっても誰も困らないでしょう」
巌窟王「そういうものか」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
テスラ「やはり天才たるもの頭脳を使わなくてはな！」
アルジュナ「というと？」
テスラ「捕獲用の罠を作るのだ！」
アルジュナ「なるほど……」
テスラ「我が天賦の叡智をもってすれば……ふっ、造作もない！」
アルジュナ「では他の所にも仕掛けにいきましょう」
テスラ「そうしよう」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
エジソン「ん、見た前カルナ君！罠にウサギが掛かっているぞ！」
カルナ「そうだな」
エジソン「誰が仕掛けたか知らないが我々が頂くと……カルナ君、何をしているのだ？」
カルナ「よし、怪我はないな。もう捕まるなよ」
エジソン「せっかくの肉だったのだが……」
カルナ「すまない。ついやってしまった」
エジソン「いや、いいさ！それがカルナ君の良いところでもあるからな！」
カルナ「……この失敗は仕事で取り返す」
エジソン「うむ、我々も獲物を探そう」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
テスラ「な！？罠が破壊されているだと！？」
アルジュナ「これは……」
テスラ「私の想像を上回る獲物がいるようだな！ははははははは！！だが、私に掛かれば……罠も数倍にパワーアップだ！」
アルジュナ「……」
テスラ「さぁ！罠を壊した獲物を探しにいこう！」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
エジソン「また罠に掛かっているな……」
カルナ「食べるか？」
エジソン「……いや、助けてやろう」
カルナ「いいのか？」
エジソン「構わん！ふんっ！！」ｸﾞｲｯ
カルナ「……」
エジソン「ふんぬっ！！」ｸﾞｲｯ
カルナ「……」
エジソン「……ぜはぁ……ぜはぁ」
カルナ「代わるか？」
エジソン「た、頼んだ……ぜはぁ……」
カルナ「……」ﾊﾞｷｯ
エジソン「さ、流石だなカルナ君」
カルナ「それほどでもない」
カルナ【筋力:B】
エジソン「……私も少し鍛えるか」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
テスラ「また罠が壊されているだと！？」
アルジュナ「これは、人為的に破壊されていますね」
テスラ「なに？」
アルジュナ「しかも壊されたのはつい先程です」
テスラ「あんの毛むくじゃらめぇ！私たちの獲物を横取りするとは！」
アルジュナ「しかし、先程改良を加えていたので破壊は難しいはずです」
テスラ「となるとあの非力ライオンには無理だな」
アルジュナ「……カルナ」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
エジソン「このままでは肉にありつけないな……」
カルナ「やはりあの動物たちを」
エジソン「あれはあれでいいのだ！」
カルナ「そうか」
エジソン「どうしたものか」ｳｰﾝ
カルナ「エジソン、あれをみろ」
エジソン「ん？あぁ、ウサギがいるな」
カルナ「私たちが助けたウサギだ」
エジソン「そうなのか？」
カルナ「……私たちを呼んでいるようだ」
エジソン「カルナ君、動物会話のスキルを持っていたかね」
カルナ「……」ｻﾞｯｻﾞｯ
エジソン「おい、待ってくれ！」ｻﾞｯｻﾞｯ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
テスラ「ええい！もう肉はいい！魚だ魚！」
アルジュナ「確かに、罠を仕掛けてもすぐ壊されてはキリがありませんね」
テスラ「先ずは川を探さなくてはな」
アルジュナ「少々お待ちを」
【アルジュナ:千里眼 C+】
アルジュナ「見えました。西の方角に川があります」
テスラ「なんと便利なスキルだ！」
アルジュナ「アーチャーなら当然のスキルです」
テスラ「……」
アルジュナ「行きましょう」
テスラ「そ、そうだな！」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カルナ「ここは」
エジソン「見た前！色とりどりの果物が成っているぞ！」
カルナ「ありがとう、感謝する」
エジソン「どれ、一つ食べるか」ﾌﾞﾁ
カルナ「……」
エジソン「ふむ……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
カルナ「毒はないようだな」
エジソン「……そうだな。だが、食べた後に言われると体調が悪くなりそうだ」ｺﾞｸﾝ
カルナ「すまない。こういう時は私が先に食べるべきだったな」
エジソン「いや、構わんのだがな」
テスラ「はぁ……はぁ……宝具や電気が使えないとこんなにも不便だとはな！」
アルジュナ「ふっ！」ｻﾞｸ
テスラ「まったく！私から電気を取り上げたら何が残るというのだ！天才と紳士しか残らんぞ！」
アルジュナ「はっ」ｻﾞｸ
テスラ「マスターは今一度私の在り方について学ぶべきだ！」
アルジュナ「口より手を動かしてください」
テスラ「……すまない」
アルジュナ「20匹ほど採れましたが続けますか？」
テスラ「いや、十分だろう！」
アルジュナ「では帰りましょう」
テスラ「そうだな」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
エジソン「一通り食してみたが問題無さそうだな！」
カルナ「では持って帰るとしよう」
エジソン「むぅ……結局、肉は取れず終いだな」
カルナ「是非もあるまい」
エジソン「そうだな。だがテスラのあの練習を重ねたであろう勝利の高笑いを聞かねばならぬと思うと……」
カルナ「勝負はまだわからないぞ」
エジソン「……そうだな！奴らも何も収穫がない可能性もある！十分に勝機はあるだろう！」
ジャンヌ「切った野菜を置いておきますね」
エレナ「良くってよ♪」
ジャンヌオルタ「なんで私が野菜切りなんて！」
ぐだ子「なんか……綺麗な野菜と悲惨な野菜の二種類があるんだけど」
ジャンヌオルタ「なによ！なんか文句があるわけ！？」
ぐだ子「……大変よく頑張りました」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
ジャンヌオルタ「やめなさいよ！」
エレナ「さ、次は切った野菜を肉と交互に串に刺して」
巌窟王「……」ﾌﾞｽｯ
ジャンヌ「～♪」ﾌﾞｽｯ
巌窟王「……」ﾌﾞｽｯ
ジャンヌ「～♪」ﾌﾞｽｯ
巌窟王「ご機嫌だな」
ジャンヌ「えぇ、とても楽しいですよ」
巌窟王「そういうものか」
ジャンヌ「BBQ、やったことないんですか？」
巌窟王「生憎、脱出の事と復讐だけを考えて生きてきたからな」
ジャンヌ「大丈夫です！私もありませんから」
巌窟王「ないのか」
ジャンヌ「はい♪」
巌窟王「未知のことに取り組む恐怖はないのか？」
ジャンヌ「特にありませんね……。だってここには私の信頼できる仲間やマスターがいますから！」
巌窟王「そういうものか」
ジャンヌ「そういうものです」
ぐだ子「エドモン、そのコート暑くない？」
巌窟王「普通だ」
ぐだ子「汗だらだらだけど」
巌窟王「……」
ぐだ子「天草があの岩場で水着に着替えているから一緒に着替えて来なよ」
巌窟王「……」
ぐだ子「行けよ！」
巌窟王「……」ｽﾀｽﾀ
ぐだ子「水着持っていきなよ！」
ジャンヌオルタ「ねぇ、私も着替えてきていいかしら」
ぐだ子「別にいいけど」
ジャンヌオルタ「助かるわ。この毛皮暑いのよね」
ぐだ子「着替えるのに丁度いい岩場はないよ？」
ジャンヌオルタ「なんですって！？」
ぐだ子「あそこは男性陣が今着替えてるもん」
ジャンヌオルタ「なんてことよ……」
ジャンヌ「私が隠してあげましょうか？」
ジャンヌオルタ「あんたの水着なんて大事なところが隠れてないでしょ！」
ジャンヌ「水着は関係ないでしょ！///」
ジャンヌオルタ「いいわよ！着替えが終わるの待つから！」
ぐだ子「うん、そうしなよ」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
天草「お待たせしました」ﾆｯｺﾘ
巌窟王「……」
ぐだ子「エドモンは上下フィットネスタイプか。そして天草、なんで褌なの？」
天草「日ノ本の男子たるもの、これが当たり前です」
ぐだ子「水着に着替えてこい。今すぐ」
天草「何がダメなのでしょうか……」ﾄｺﾄｺ
ぐだ子「頭の中だよ」
ジャンヌオルタ「ねぇ、まだなの？」
ぐだ子「アホ一名が着替え直しだからね」
ジャンヌオルタ「あとで火炙りね」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
天草「水着を着てきました。……やはり慣れませんね」
ぐだ子「よりによってビキニタイプかよ。しかもサイズピッチリでもっこり分かるし」
ジャンヌオルタ「変態！///」
ジャンヌ「///」ﾁﾗｯ
ぐだ子「ほら、女性陣もどうぞ」
ジャンヌオルタ「ふん！」
ジャンヌ「ちょっとオルタ！」
天草「ちょっとキツいですね」
ぐだ子「サイズ考えなよ」
巌窟王「……」
ぐだ子「マシュは着替えなくて平気？」
マシュ「ご安心を、先輩！私はこの通り、パーカーの下は水着です！」
ぐだ子「何を安心するのかわからないけど、似合ってるよ」
マシュ「ありがとうございます！先輩もよくお似合いですよ！」
ぐだ子「……そうだね。腹回りさえしっかりしてればね」ｶﾞｸｯ
マシュ「先輩！？」
巌窟王「痩せればいいだろ」
ぐだ子「簡単にいうなよ！？こちとら必死なんだよ！！」
天草「日々の不摂生が祟った結果ですね。仕方ありません」
ぐだ子「うぉぉぉぉ！！帰ったらスパルタ式ダイエットしてやるぅ！！」
天草「応援してますよ。あ、差し入れはおはぎでいいですか？」
ぐだ子「悪魔かお前は！？」
巌窟王「食事をオートミールに変えるんだな」
ぐだ子「あれ美味しくないんだよなぁ」
天草「今度、痩せたらお祝いにケーキを食べましょうねマスター」
ぐだ子「お前はもう黙れよぉぉぉぉ！！」
ジャンヌ「お待たせしました！」
ジャンヌオルタ「着替えてきたわよ」
ぐだ子「お、来たね」
天草「おや、ジャンヌはスリングショットではないのですね」
ジャンヌ「着ませんよ！？」
ぐだ子「オルタは……パレオだね。可愛いよ」
ジャンヌオルタ「……ありがと///」
ぐだ子「ジャンヌはラッシュガード来ててよくわからないや」
天草「あの下にはきっとスリングショットを着ているんですね」
ジャンヌ「だから着てませんよ！？」
巌窟王「こうして見ると色々と違うな」
ぐだ子「どこが？」
ジャンヌオルタ「なに凝視してるのよ変態！」
巌窟王「マスター、胸は負けているが腹と尻は勝っているぞ。良かったな」
ぐだ子「よくねぇよ！？全敗じゃんかよ！？」
ジャンヌ「で、ですが胸なんて大きくても邪魔なだけですよ？」
ジャンヌオルタ「そうよ。服は縛られるし、肩は凝るし」
ぐだ子「よっしゃ、戦争だな？血みどろの争いをご所望だな？」
マシュ「落ち着いてください、先輩！」
ぐだ子「よーし、マシュも敵だなー？」
エレナ「ちょっと、何してるのよ」
ぐだ子「あ、味方がきた！」
エレナ「遊んでないで準備して。もうすぐ彼らが帰ってくるわよ」
ぐだ子「はーい」
エジソン「大統王、只今帰還したぞ！」
カルナ「遅くなった」
エレナ「大丈夫よ。こっちもさっき準備が終わったところだから」
テスラ「ははははははは！！天才、ここに降臨！」
アルジュナ「戻りましたマスター」
ぐだ子「お帰りー」
エジソン「見たまえ！この果物の山を！」
エレナ「あら、肉を取りに行ったんじゃなかったの？」
エジソン「それはやむを得ない事情があってだな……」
テスラ「この凡骨が！我々の仕掛けた罠を次々に壊したのは貴様たちだな！？」
カルナ「なんのことだ？」
アルジュナ「とぼけるな！我々が得たはずの獲物やを横取りしたのだろう！」
エジソン「あー……」
カルナ「すまない……。貴殿たちが仕掛けたものだとは知らず、可哀想だから逃がしてしまった」
テスラ「可哀想だから……」
アルジュナ「逃がした、だと……」
ぐだ子「いや、うん。カルナらしいや」
エレナ「それじゃ、テスラ君たちは何もなし？」
テスラ「ふん！この天才に掛かれば肉など無くても他の獲物を捕るぞ！ははははははは！！」
アルジュナ「魚を捕まえました。私が」
テスラ「……」
エジソン「ふはははははは！大口を叩いて割には貴様は何もしていないではないか！このお荷物め！」
テスラ「黙れ！元はと言えば貴様らが罠を壊さなければ！」
ぐだ子「ストップ！喧嘩終わり！」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
エレナ「それじゃ、どんどん焼いていくわよ」
ぐだ子「いぇーい！」
マシュ「全員でやるには少しせまいですね」
エレナ「んー、二つに分けましょうか。予備の網とかあったわよね？」
マシュ「はい！」
エレナ「そこで、簡易式の竈を作って片方はそっち。もう片方はこっちで」
テスラ「貴様の様な粗野な人間は向こうで寂しく竈を作って焼いていろ」
エジソン「お前こそインテリぶっている癖に役に立たないのだから隅で一人だ焼いているがいい」
ぐだ子「マシュー、私と一緒に向こうで竈作ろ」
マシュ「はい、先輩！」
エジソン「……」
テスラ「……」
エレナ「貴方たち、本当に情けないわね」
エジソン「マスター！私も共に手伝うぞ！」
テスラ「な！貴様！」
カルナ「俺も手伝おう」
アルジュナ「カルナ！」
ジャンヌ「私もお手伝いします！」
ジャンヌオルタ「私は変態聖女と一緒なんた真っ平だわ」
エレナ「はぁ……。私がチーム別けするからその通りに動きなさい！」
Aチーム
ぐだ子
マシュ
エジソン
カルナ
ジャンヌ
天草
Bチーム
テスラ
アルジュナ
ジャンヌオルタ
巌窟王
エレナ
エレナ「はい、終わり！」
ぐだ子「えぇー天草いらない」
天草「それはあんまりです」
エレナ「意義は受け付けないわ！」
ぐだ子「天草と交換しようぜ」
巌窟王「俺はカレーが食いたい」
天草「私とこの聖職者カレーはセットですからね！」
巌窟王「……ならいい」
天草「私の扱い、酷くありませんか？」
ぐだ子「なんか裏で色々やってそうだから妥当」
天草「そう見えちゃいます？」
エレナ「はい！遊んでばかりいたらいつまでたっても食べれないわよ！」
ぐだ子「イエスマム！」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
エジソン「さて、竈というのはやはり石で組むべきかね」
ぐだ子「それ以外ないでしょ」
マシュ「ですが、海岸に手頃な石はありませんね……」
カルナ「任せろ」
ぐだ子「山から運んでくるの？」
カルナ「それでもいいが」ｼｬｷｰﾝ
天草「？」
カルナ「ふっ！」ﾌﾞﾝｯ
ガシャーン！
エジソン「なんと！？」
カルナ「岩を砕いて、丁度良いものを使えばいい」
ぐだ子「発想がぶっ飛び過ぎてる。インド勢はやっぱり違うな」
ぐだ子「うん、中々丈夫そうだね」
マシュ「あ……」
エジソン「どうしたのだね？」
マシュ「すみません、火をつける道具を忘れてしまいました」
天草「それは困りしたね」
エジソン「火花を起こして枯れ木を燃やせばいいのではないか？」
ぐだ子「電気禁止でしょ」
エジソン「うーむ……」
カルナ「俺が火をつけよう」
ぐだ子「どうやるのさ」
カルナ「眼力だ」
ぐだ子「眼力」
カルナ「正しくは『梵天よ、地を覆え《ブラフマーストラ》という宝具なのだがな』
ぐだ子「あぁ、あの目からビーム出るやつか」
カルナ「力を抑えれば島は無事だろう」
ぐだ子「抑えなきゃ島が消えるのかよ……」
カルナ「やるぞ……武器など前座。真の英雄は眼で殺す」ﾋﾟｶﾝ
ﾎﾞｼｭﾝ
マシュ「対象、炭化しました」
カルナ「ふむ」
ぐだ子「ダメじゃねぇか！？」
テスラ「マスターよ」
ぐだ子「どうしたの？」
アルジュナ「火をお持ちではありませんか？」
ぐだ子「あ、そっちもないのか……」
テスラ「電気が使えれば一発なのだがな」
アルジュナ「私の弓で火を起こそうとしたら炭になってしまいまして……」
ぐだ子「お前ら仲良しかよ」
アルジュナ「？」
ぐだ子「いや、こっちの話」
テスラ「このままだとBBQが出来ないな……」
マシュ「取りに戻ります！」
ぐだ子「いいよ、それも修行だ」
マシュ「ですが……」
ぐだ子「ここに木の枝と木の板があります」
マシュ「まさか！」
ぐだ子「テスラとエジソンが二人で同時に始めて、先に火のついた方の勝ちで」
エジソン「よかろう！」
テスラ「ははははははは！！他愛もないわ！」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
エジソン「GAohoooooooooooooo！！」ｺﾞﾘｺﾞﾘ
テスラ「ふんぬぅぅぅぅぅぅ！！」ｺﾞﾘｺﾞﾘ
エレナ「何してるのよ」
ぐだ子「火起こし競争」
エレナ「つきそうなの？」
ぐだ子「5分経ったけど進歩なし」
エジソン「ぜはぁ……ぜはぁ……」
テスラ「はぁ……はぁ……」
エレナ「全然ダメじゃない」
カルナ「エジソン、代わるぞ」
エジソン「す、すまないカルナ君……」
アルジュナ「代わります」
テスラ「かたじけない……」
アルジュナ「……負けません」
カルナ「こちらも負けるつもりはない」
アルジュナ「はぁぁぁぁぁ！！」ｺﾞﾘｺﾞﾘ!!
カルナ「ふんっ」ｺﾞﾘｺﾞﾘ!!
ぐだ子「いけぇ！頑張れ！」
ジャンヌオルタ「火、つけたわよ」
ぐだ子「マジで？」
ジャンヌオルタ「貴方たちが遅いから私の宝具でつけたわよ！」
ぐだ子「オルタありがとう！大好き！」ｷﾞｭｯ
ジャンヌオルタ「ちょっと！？///離しなさいよ！///」
ぐだ子「よっしゃ！肉焼くぞぉー」
マシュ「あの、エジソンさんとテスラさんとカルナさんとアルジュナさんは？」
ぐだ子「放置で」
ジュージュー
ぐだ子「いいねー！美味しそう！」
マシュ「先輩、焼けたのでどうぞ！」
ぐだ子「ありがとう」
ジャンヌ「このお肉、とても柔らかいです♪」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
天草「因みに一般にBBQとは全て焼き終わってから食べるのものであり、焼きながら食べるのは焼肉ですよ」
ぐだ子「水差すの好きだな！？」
天草「いえ、私はただ食事が楽しくなるようにちょっとした小話をですね」
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巌窟王「これがBBQか」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
エレナ「いかがかしら」
巌窟王「野菜が不恰好なのを除けば悪くない」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
ジャンヌオルタ「うるさいわね！」
エレナ「見た目は悪くても味は変わらないわ」
ジャンヌオルタ「下手くそですみませんね！」ｳﾙｳﾙ
アルジュナ・カルナ「マスター、火がついた(きました)！！」
ぐだ子「お疲れ様」
アルジュナ「私の方が早かったな」
カルナ「よく見てみろ。私の方が半歩前だ」
ぐだ子「それ置いといてもう食えよ」
エジソン「ぐふっ、我々が争っているうちに食事が始まってしまうとは……」
テスラ「これが東洋に伝わる孔明の罠か……」
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エルメロイ二世「くしゅんっ！」
イスカンダル「どうした、風邪でもひいたか」
エルメロイ二世「誰かが噂してるんだろ……。いいからゲームに集中しろ」
イスカンダル「おうともさ！」
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エジソン「肉はいい！インテリジェンスだ！やはり肉を食らうことで、私の中の野生が研ぎ澄まされる！イーガン主義の似非紳士は玉ねぎでもかじっているのがお似合いだな！いや、それともピーマンの方がいいかな？中身がなくスカスカな所が実によく似ている！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
テスラ「どうやら見た目だけでなく中身まで立派な動物になったらしい！私は菜食主義だがそれは信条だ。肉を効率よく摂取するために野菜もよく食べるだけのこと。まぁ、言った所で理解は出来んだろうし、貴様の様な凡骨に構っている暇はない」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
ぐだ子「こいつら本当にうるさいな」
アルジュナ「お代わりを頂けますか？例え食事であろうとも私はあの男に負ける別けにはいきません。見ているがいいカルナ！私は今ここで貴様を打ち負かす！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
カルナ「すまない。もっと食べさせて貰うぞ。勝ち負けに興味はないがここで引くわけにはいかない。マスター、肉はお前が食べていいぞ」ﾋｮｲ
ぐだ子「ありがとう」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
エレナ「男ってバカばっかりなのね」
ジャンヌ「カレー貰えますか？」
天草「どうぞ」
ジャンヌオルタ「私にも寄越しなさい！」
天草「お好きに」
巌窟王「これがカレーか……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
天草「聖職者カレーです」
ぐだ子「そこのKYルーラーは何故カレーを作ってるんだ」
巌窟王「KY……」ﾁﾗｯ
天草「最近、ネットとやらでブログを見て回っているのですが、そこにカレーが大好きな聖職者の方がいまして、その記事を読んでいるうちに食べたくなってしまったので」
ぐだ子「へぇ……」
天草「他にも麻婆豆腐が好きな聖職者のブログもありましたよ」
ぐだ子「神に仕えてる奴って変わってるのが多いのね」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
天草「そのようですね」
ぐだ子「お前もだよ」
天草「なんと！ということはジャンヌもですか？」
ジャンヌオルタ「スリングショットの水着を持ってる奴がまともな訳ないでしょ」
天草「確かに」
ジャンヌ「その話、いつまでやるんですか！？」
天草「そういえば、他にもセーラー服やナース服もありましたね」
ジャンヌ「ぶふっ！」
ジャンヌオルタ「……汚らわしい」
ジャンヌ「ち、違うです！セーラー服に関してはマリーが着たいと言っていたので一緒に着ただけで、ナース服はナイチンゲールさんのお手伝いをした時に借りたまま返すのを忘れているだけです！！」
天草「ではスリングショットについては？」
ジャンヌ「それは……その……///」
ぐだ子(今更私がプレゼントしただなんて言えない)
巌窟王「カレー貰うぞ」
天草「どうぞ」
エレナ「うん、肉も魚も全部無くなったわね」
エジソン「まだ勝負はついていないぞ！」ｹﾞﾌｯ
テスラ「ふん、既に体型が顔に似て面白いことになっているぞ」ｹﾞﾌｯ
エジソン「貴様こそな！」
アルジュナ「引き分け……のようですね」
カルナ「そのようだな」
エレナ「はぁ、呆れた」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ぐだ子「食った分は動く！」
マシュ「はい、先輩！」
ぐだ子「というわけで、緊急開催！チキチキビーチバレー大会ー！」
マシュ「うわー♪」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
ぐだ子「という訳で二人一組でビーチバレー大会を開催します！」
ジャンヌオルタ「なんでそんなめんどくさいこと……」
ぐだ子「優勝者には豪華商品を用意します」
天草「それは燃えてきますね」ﾆｺﾆｺ
ぐだ子「ジャンヌオルタが欲しがってたゲームも用意するよ？私とロマンとダ・ヴィンチちゃん協力の元」
ジャンヌオルタ「……やるわ」
ぐだ子「よーし、チーム別けするよー」
A.チームルーラー
天草「よろしくお願いします」
ジャンヌ「こちらこそ」
B.チームアヴェンジャー
ジャンヌオルタ「勝つわよ！」
巌窟王「……」
C.チーム大統王
エジソン「いこうカルナ君！」
カルナ「任せろ」
D.チームインテリ
テスラ「我々の勝利は固いな」
アルジュナ「例え遊びであろうとも全力で勝ちます」
E.チームいけない関係
ぐだ子「頑張るぞー」
マシュ「あの、先輩。チーム名が」
ぐだ子「審判は皆のロリママ、エレナです」
エレナ「良くってよ♪」
ぐだ子「では一回戦、チームルーラー対チームアヴェンジャー！」
天草「早速ですか」
ジャンヌ「始めてですが頑張ります！」
ジャンヌオルタ「軽ーく捻ってあげるわ！」
巌窟王「さっさと終わらせるぞ」
ぐだ子「9ポイント先取した方の勝ちね！それじゃ、一回戦開始！」
チームルーラー:サーブ
ジャンヌ「いきます！」
ﾊﾞｼｯ
ジャンヌオルタ「ふんっ！」ﾎﾟﾝｯ
巌窟王「食らえっ！」ﾊﾞｼｯ
天草「なんの！」ﾎﾟﾝｯ
ジャンヌ「えっと、それ！」ﾎﾟﾝｯ
天草「はっ！」ﾊﾞｼｯ
巌窟王「掛かったな！」
天草「な！？」
ジャンヌオルタ「そらっ！」ﾎﾟﾝｯ
巌窟王「我が往くは怨讐の彼方！」ﾀﾞｯ
天草「くっ！」
巌窟王「食らえルーラー！」ﾊﾞﾝｯ!
ﾎﾞｽｯ
ジャンヌ「あぁ！？」
ジャンヌオルタ「ふん、ちょろいわね！」
天草「……致し方ありません。次で取り返しましょう」
ジャンヌ「はい……」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ジャンヌオルタ「ふっ！」ﾊﾞｼｯ
ジャンヌ「あわわわ！」
ﾄﾞｻｯ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
巌窟王「甘い！甘いぞ！」ﾊﾞｼｯ！
天草「くっ！」
ﾄﾞｻｯ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
エレナ「マッチポイントね」
巌窟王「次で終わりだ」
ジャンヌ「どうしましょう……」
天草「……こうなっては仕方ありませんね」
ジャンヌ「何か手が？」
天草「……殺しましょう」ﾆｯｺﾘ
ジャンヌ「……え？」
天草「奴らは敵です。殺してしまいましょう」ﾆｯｺﾘ
ジャンヌ「何を言ってるんですか！？」
天草「勝てば官軍ですよジャンヌ。時には非情にならなくてはいけません」
ジャンヌ「ですが！」
天草「さぁ、再開しましょう」
チームアヴェンジャー:サーブ
ジャンヌオルタ「これで終わりよ！」ﾎﾟﾝｯ
天草「ジャンヌ！」
ジャンヌ「は、はい！」ﾎﾟﾝｯ
天草「ヘヴンズフィール起動」
ジャンヌオルタ「……え？」
天草「万物に終焉を━━『双腕・霊次収束シュート』！！」ﾊﾞｼﾝｯ!!!
ドゴーーンッッッ！！
ジャンヌオルタ「」
天草「やりましたねジャンヌ」ﾆｯｺﾘ
ジャンヌ「は、はい！」
ジャンヌオルタ「ちょっと！？今のおかしいでしょ！？」
エレナ「特に貴方たちに宝具禁止のルールはないし……」
ぐだ子「面白いからありで」
ジャンヌオルタ「はぁ！？」
天草「知っていますか？━━卑怯汚いは敗者の戯言なんですよ」
ジャンヌオルタ「……」ﾁﾗｯ
巌窟王「……」ｺｸﾝ
チームルーラー:サーブ
天草「食らいなさい！」ﾎﾟﾝｯ
ジャンヌオルタ「くっ！」ｻｯ
天草「……」
【神明裁決:C】
ジャンヌオルタ「あひん！？」ﾋﾞﾘｯ
ﾎﾟﾄ
天草「おや、敵を目の前にしてボールを落とすとは情けないですね」ﾆﾔﾆﾔ
ジャンヌオルタ「あ、あんたねぇ！？」
天草「さ、続けましょうか」ﾆｯｺﾘ
ジャンヌオルタ「あぁ！！もう！絶対に許さないんだから！」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
チームアヴェンジャー:サーブ
巌窟王「ふっ！」ﾎﾟﾝｯ
天草「よっと！」ﾎﾟﾝｯ
ジャンヌオルタ「いまよ！」ｻｯ
ジャンヌ「ご、ごめんなさい！」
【神明裁決:A】
ジャンヌオルタ「あひん！？」ﾋﾞﾘｯ
ﾎﾟﾄ
天草「おやおや、どうしましたか？」ﾆﾔﾆﾔ
ジャンヌオルタ「こいつ凄くむかつくんだけど！？」
ジャンヌオルタ「言われなくても！」ﾀﾞｯ
天草「来ますよジャンヌ！」
ジャンヌ「は、はい！」
ジャンヌオルタ「これは憎悪によって磨かれた我が魂の咆哮……『吼え立てよ、我が憤怒シュート』！！」ﾊﾞｼﾝｯ!!!
天草「周りを見ないとは実に愚かですね」
ジャンヌ「我が旗よ、我が同胞を守りたまえ！『我が神はここにあり』！」ｷﾗｰﾝ
ジャンヌオルタ「な！？」
ﾊﾟﾁｰﾝ
……ﾎﾟﾃ
天草「我々の得点ですね」ﾆｯｺﾘ
ジャンヌオルタ「ああああああああ！！」ｶﾞﾝｶﾞﾝ
ぐだ子「なにこれ、超面白い」
エレナ「これで8対8ね。次の一点で勝負は終わりよ」
天草「やれやれ……。アヴェンジャーは弱体耐性も煽り耐性も低くていけませんね」ﾔﾚﾔﾚ
ジャンヌ「あの、やはりこれはズルでは」
天草「そんな甘いことを言っては勝てませんよ？」
ジャンヌオルタ「うぅぅぅ！こんなの勝てるわけないじゃない！」ｳﾙｳﾙ
巌窟王「……安心しろ。俺が決める」
天草「さぁ、ゆるりと勝って勝利の美酒に酔いしれましょう」ｽｯ
巌窟王「……」ｼﾞｰ
ジャンヌオルタ「ねぇ、本当に勝てるの！？」
巌窟王「黙っていろ」
天草「仲間割れとは情けないですね。これで最後です！」ﾎﾟﾝｯ
巌窟王(奴の宝具は攻撃型、こちらの強化もすり抜けてくる)
ジャンヌオルタ「ふっ！」ﾎﾟﾝｯ
巌窟王(そして聖女の宝具は完全防御型。あれを破らねば勝ち目はない)
【窮地の知慧:A】
ジャンヌ「よっと」ﾎﾟﾝｯ
天草「ふっ！」ﾊﾞｼｯ
巌窟王(今しかない！)
ジャンヌオルタ「くぅっ！」ﾎﾟﾝｯ
巌窟王「……決めにいくぞ！」
ジャンヌオルタ「任せたわよ！」
天草「何度来ても同じことです！ジャンヌ、宝具を
」
ジャンヌ「は、はい！」
巌窟王「我が往くは怨讐の彼方！」ｸﾞｯ
ジャンヌ「『我が神はここにあり！』」ｷﾗｰﾝ
【鋼鉄の決意:EX】
巌窟王「『虎よ、煌々と燃え盛れショット』！！」ﾊﾞｼﾝｯ
ドゴーーンッッッ！！
天草「うわぁぁぁ！？」
ジャンヌ「きゃぁぁぁぁ！？」
ﾎﾟﾃ
エレナ「はい、チームアヴェンジャーの勝ちね」
ジャンヌオルタ「やったわ！！」
巌窟王「……ふっ」
天草「いやー、負けてしまいましたね」
ジャンヌ「そうですね……」
ジャンヌオルタ「やるじゃないエドモン！」
巌窟王「当然だ」
天草「……とてもいい勝負でした」ｽｯ
ジャンヌオルタ「はぁ！？どこがよ！頭おかしいんじゃない！？」ﾊﾞﾁﾝ!!
巌窟王「……」ｽﾀｽﾀ
天草「おや、勝った割にはご機嫌ななめですね。どうしたのでしょうか」
ジャンヌ「十中八九私たちのせいだと思います」
天草「なんと！」
ぐだ子「次はチーム大統王とチームインテリね」
エジソン「フハハハ！！吠え面をかかせてくれるわ！」
テスラ「ははははははは！！獅子ではなく無様な負け犬にしてやろう！」
アルジュナ「……本気で行かせて貰う」
カルナ「……こちらもだ」
ぐだ子「いや、本気とかダメに決まってるだろ。島だけじゃなくて世界を滅ぼす気かよ」
エジソン「一応確認なんだが、我々の宝具は」
ぐだ子「禁止」
エジソン「むぅ……」
エレナ「ほら、早くサーブ打ちなさいよ」
エジソン「いくぞ！」ｽｶｯ ﾎﾟﾃ
テスラ「……」
カルナ「……」
アルジュナ「……」
エジソン「……こんな、はずでは」
エレナ「チームインテリ、1ポイント」
テスラ「ははははははは！！見たかあの間抜けな面！そして惰弱な運動神経！ははははははは！！」
ぐだ子「いや、うん……」
エレナ「サーブ交代よ」
テスラ「良いだろう！天才と凡骨の格の違いを教えてやろう！」
アルジュナ「決めてください」
テスラ「ゆくぞ！」ｽｶｯ ﾎﾟﾃ
エジソン「……」
アルジュナ「……」
カルナ「……」
テスラ「……いや、違うのだ。これは違うのだ」
エジソン「フハハハ！何を違うと言うのだ！貴様も所詮はその程度ということだ！フハハハ！」
エレナ「両方下手くそなんだから黙りなさい」
エジソン「うぐっ！」
カルナ「俺に任せろ」
エジソン「カルナ君！」
アルジュナ「お前の相手は私がしよう」
テスラ「任せた！」
ぐだ子「このビリビリブラザーズホントにダサいな」
チーム大統王:サーブ
カルナ「食らえ」ﾎﾟﾝｯ
アルジュナ「なんの！」ﾎﾟﾝｯ
カルナ「ふっ！」ﾎﾟﾝｯ
アルジュナ「はっ！」ﾎﾟﾝｯ
ぐだ子「インド人すげぇ！」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アルジュナ「くっ！」ﾎﾟﾝｯ
カルナ「こいっ！」ﾎﾟﾝｯ
ぐだ子「凄い長い！」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
カルナ「はぁっ！」ﾎﾟﾝｯ
アルジュナ「なんの！」ﾎﾟﾝｯ
ぐだ子「まだかよ！長ぇよ！」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アルジュナ「このままでは決着が付かないですね」
カルナ「そのようだ」
アルジュナ「ここからは全力だ！」
カルナ「こちらもいくぞ！」
アルジュナ「神聖領域拡大、空間固定、神罰執行期限設定……」
カルナ「神々の王の慈悲と知れ。絶滅とは是、この一刺し……」
ぐだ子「ストップ！ストップ！！」
エレナ「はい、二チームとも失格」
アルジュナ「な！？」
カルナ「なんと」
エレナ「禁止されている宝具の起動を確認したからね」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ぐだ子「よっしゃ！行くよマシュ」
マシュ「はい！」
ジャンヌオルタ「目指すは優勝だからね、わかってんの？」
巌窟王「俺はどうでもいいのだが」
ジャンヌオルタ「なに言ってるのよ！優勝賞品は私たちのものよ！」
巌窟王「何をそんな必死になってるんだ」
ジャンヌオルタ「ゲームよ、ゲーム！作って貰うんだから！」
巌窟王「ボードゲームの類いか。負けると不貞腐れるのによくやるな」
ジャンヌオルタ「うるさいわよ！」
エレナ「はいはい、さっさと準備して」
ぐだ子「ばっちこーい！」
エレナ「それじゃ、チームアヴェンジャーとチームいけない関係の試合を始めるわよ」
ぐだ子「マシュ、ディフェンス。私、オフェンス。OK？」
マシュ「はい！マシュ・キリエライト、いきます！」
ぐだ子「それっ！」ﾎﾟﾝｯ!
ジャンヌオルタ「なっ！？」ﾎﾟﾝｯ
巌窟王「くっ！」ﾎﾟﾝｯ
マシュ「どうぞ、先輩！」ﾎﾟﾝｯ
ぐだ子「てりゃぁ！」ﾊﾞｼｯ!
ジャンヌオルタ「ちょっと！？」ﾎﾟﾃ
エレナ「チームいけない関係、１ポイント先取ね」
ジャンヌオルタ「なによあいつ……やるじゃない！」
巌窟王「人の身で在りながらサーヴァントを圧倒するとは」
ぐだ子「伊達に君たちのマスターなんてしてないよ」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
ジャンヌオルタ「なら本気を出すわよ！」
エレナ「生身の人間に対して躊躇いは無いのかしら……」
ジャンヌ「これでも食らいなさい！」ﾎﾟﾝｯ!
ぐだ子「なんの！」ﾎﾟﾝｯ
マシュ「先輩！」ﾎﾟﾝｯ
ぐだ子「おらっ！」ﾊﾞｼｯ
巌窟王「ふっ！」ﾎﾟﾝｯ
ジャンヌオルタ「生身の人間が受けられるかしら！『吼え立てよ、我が憤怒ショット！』」ﾊﾞｼｯ!!
ぐだ子「お願い！」
マシュ「はい！」
【奮い断つ決意の盾】
ｸﾞｲｯ
ジャンヌオルタ「ボールが逸れたんだけど！？」
マシュ「くっ！」
【時に煙る白亜の壁】
ﾎﾟﾝｯ
巌窟王「無敵ならば俺が破る！」
【鋼鉄の決意:EX】
巌窟王「砕け散れ！『虎よ、煌々と燃え盛れショット』！！」
エレナ「マスターが砕けたらダメでしょ」
マシュ「私はまだ、倒れません！」
【誉れ堅き雪花の壁】
ﾎﾟﾝｯ
巌窟王「くっ、普通に耐久を上げてきたか！」
ぐだ子「いくよ」【瞬間強化】
ジャンヌオルタ「な！」
ぐだ子「そーれッッッ！」ﾊﾞｼｯ!!
ｽﾊﾟﾝｯ!
エレナ「はい、これで2ポイント目ね」
ジャンヌオルタ「……あいつ、ホントに人間なの？」
巌窟王「わからん」
ぐだ子「正義執行！」ﾎﾟﾝｯ
巌窟王「こうなったら宝具に頼らずに勝つしかないぞ」ﾎﾟﾝｯ
ジャンヌオルタ「やってやるわよ！」ﾎﾟﾝｯ
巌窟王「そうか」ﾊﾞｼｯ
ぐだ子「邪悪なる竜は失墜し、世界は今落陽に至る」
マシュ「どうぞ、先輩」ﾎﾟﾝｯ
ぐだ子「打ち落とす！幻想大剣・天魔失墜！《バルムンク》！」ﾊﾞｼｯ
ジャンヌオルタ「ちょっと！？おかしいでしょ！！」ﾎﾟﾝｯ
ぐだ子「パクってしまってすまない！」
ジャンヌオルタ「本家に謝りなさいよ！」
巌窟王「なるほどな」ﾎﾟﾝｯ
ジャンヌオルタ「何関心してるのよ！」ﾊﾞｼｯ
マシュ「おっと」ﾎﾟﾝｯ
巌窟王「あれがマスターの秘密だ……」
ジャンヌオルタ「なんですって！？」
ぐだ子「刺し穿つ死棘の槍《ゲイ・ボルク》！」ﾊﾞｼｯ
巌窟王「奴はきっと、自らのサーヴァントの技を模倣することが出来る」ﾎﾟﾝｯ
ジャンヌオルタ「そんなバカなことがあるわけ……」ﾎﾟﾝｯ
巌窟王「だがマスターの顔を見ろ。あれはそういう顔だ」ﾊﾞｼｯ
マシュ「いえ、これはただ格好いいと思ってやっているだけです」ﾎﾟﾝｯ
ジャンヌオルタ「全然違うじゃない！」
巌窟王「その様だな」
ジャンヌオルタ「それでもやっぱり威力が強いわよ！」ﾎﾟﾝｯ
ぐだ子「おっと！？」ｽﾞﾙ
巌窟王「しかし、隙はある！」ﾎﾟﾝｯ
ジャンヌオルタ「死になさい！」ﾊﾞｼｯ!!
エレナ「殺意を隠す気すらないのね」
マシュ「させません！宝具展開！」
ジャンヌオルタ「あ」
マシュ「『今は遥か理想の城』！！」ｷﾗｰﾝ
ﾎﾟﾃ
エレナ「はい、3ポイント目ね」
ぐだ子「ふはははは！見たか、対悪宝具を！私のマシュは鉄壁なのさ！何度スカートの中を覗こうとして失敗したことか！」
マシュ「先輩、砂まみれです」ｻｯｻｯ
ぐだ子「あ、ありがとう」
ジャンヌオルタ「こんなの勝てるわけないじゃない！」
巌窟王「……いや、勝つ方法はある」
ジャンヌオルタ「何があるっていうのよ！」
巌窟王「ラリーをひたすら続ければわかる」
ジャンヌオルタ「……わかったわ」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ジャンヌオルタ「まだなの！？」ﾎﾟﾝｯ
巌窟王「もう少しだ」ﾊﾞｼｯ
ぐだ子「そらそらっ！どうした！」ﾎﾟﾝｯ
マシュ「流石ですマスター！」ﾎﾟﾝｯ
ぐだ子「ふはははは！他愛なし！」ﾊﾞｼｯ
ジャンヌオルタ「もう！」ﾎﾟﾝｯ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ジャンヌオルタ「もう無理なんですけど！」ﾊﾞｼｯ
巌窟王「……あれを見ろ」
ぐだ子「はぁ……はぁ……」ﾌﾗｯ
マシュ「先輩！」ﾎﾟﾝｯ
ぐだ子「……っそれ！」ﾊﾞｼ
ジャンヌオルタ「どうしたのよあれ」ﾎﾟﾝｯ
巌窟王「……スタミナ切れだ」ﾊﾞｼｯ
ジャンヌオルタ「はぁ？」
巌窟王「マスターは俺たちが来るまでぶっ続けで泳いでいたんだ。体力の消費は凄まじい。それに俺たちサーヴァントと比較しても生身では限界がある」
マシュ「先輩！」ﾎﾟﾝｯ
ぐだ子「んひぃ！」ﾊﾞｼ
ジャンヌオルタ「つまり」ﾎﾟﾝｯ
巌窟王「今が好機だ！ふはははは！」ﾊﾞｼｯ
ぐだ子「ふぇっ！？」ﾎﾟﾃ
エレナ「チームアヴェンジャー1ポイント」
ジャンヌオルタ「このまま行けば」
巌窟王・ジャンヌオルタ「勝てる！」
マシュ「先輩！しっかりしてください！」ﾕｻﾕｻ
エレナ「大丈夫？」
ぐだ子「う、動けません……」
エレナ「なら棄権ね。はい、優勝はチームアヴェンジャー。おめでとう」
巌窟王「ふん、続けるまでもなかったな」
ジャンヌオルタ「やったわよ！」
巌窟王「……そうだな」
ジャンヌオルタ「もっと喜びなさいよ！」
巌窟王「こうか」ﾆﾀｧ
ジャンヌオルタ「……人には向き不向きがあるわ」
巌窟王「だろうな」
エレナ「それじゃ、カルデアに戻ってから賞品は受け取って頂戴」
ジャンヌオルタ「わかったわ！」
ジャンヌ「おめでとうございます！」
ジャンヌオルタ「ふん！ざまぁないわね聖女様！」
天草「おめでとうございます」ﾆｯｺﾘ
ジャンヌオルタ「あんたは死になさい」
天草「なんと！？」
エジソン「うーむ……仕方あるまいなカルナ君」
カルナ「そうだな」
テスラ「この天才が破れるなどぉぉぉぉぉ！！」
アルジュナ「この屈辱……次はないぞカルナ！」
ぐだ子「おめ、でとう」ｶﾞｸｯ
マシュ「せんぱーい！！？」
エレナ「疲れてるなら木陰で休んでなさい」
ぐだ子「はい」
マシュ「おんぶしますね」ﾋｮｲ
ぐだ子「お願いします」
エレナ「さて、食後の運動も終わったことだし、片付けが終わったら後は各自自由にどうぞ」
ジャンヌオルタ「泳ぐわよ！」
ジャンヌ「元気ですね」
ジャンヌオルタ「何言ってんのよ。海に来たんだから泳ぐのは当たり前でしょ」
ぐだ子「マシュ、私花火したい」
マシュ「残念ながら花火はないです」
ぐだ子「代わりにアーラシュでもいいよ」
マシュ「アーラシュさんに何をさせるおつもりですか！？」
ぐだ子「ちょっと流星を見せて貰う」
マシュ「ダメですよ！」
ぐだ子「ぶー！天草ー、来てー」
天草「お呼びですか？」
ぐだ子「夜になったら空に向かって『双腕・霊次収束』撃って」
天草「それは構いませんが……理由を聞いても？」
ぐだ子「花火の代わり」
天草「私の宝具は花火の代わりですか。言って置きますけど、ダメージは低いですが一種のブラックホールを発生させているんですからね？」
ぐだ子「そうなんだ」
天草「そうなんです」
ぐだ子「それでもいいよ」
天草「いいんですか」
ぐだ子「よろしく！」
天草「そこまで言われたら仕方ありませんね」
エジソン「うむ、今度は片付けもやってくれる便利なロボットを開発するかな！」ｺﾞｼｺﾞｼ
エレナ「そんなモノ作ったら増々人としてダメになるわよ。適度に自分でやることも大切よ」
カルナ「ゴミはもうないか？」
エレナ「ゴミ拾いしてるインドの英雄ってのもシュールね」
アルジュナ「炭の片付け、終わりました」
エレナ「ありがとう。あとは電気屋二人がやるから遊んできていいわよ」
カルナ「ふむ……」
アルジュナ「わかりました」
エジソン「なぁ、流石に電気屋は酷くないか？」
テスラ「私をこんな奴といっしょくたにしないで貰いたい！！」
エジソン「それはこちらの台詞だ！」
エレナ「口を動かす暇があるなら手を動かしなさい」
テスラ「……」
エジソン「……役立たず」ﾎﾞｿｯ
テスラ「……おっと、電気が滑った」ﾊﾞﾁｯ
エジソン「嘘をつくな！狙っていただろう！」
テスラ「はっ！この私が凡骨風情に嘘などつく必要はない！」
エレナ「二人とも沖に投げ捨てるわよ」
エジソン「……」
テスラ「……」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
巌窟王「ふはははは！我が往くは遠海の彼方！」ｻﾞﾊﾞｰﾝ!!
ぐだ子「エドモン元気だなぁ」
ジャンヌオルタ「……」ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ
ぐだ子「オルタは砂のお城作ってるんだ」
ジャンヌオルタ「なによ、悪い？」
ぐだ子「泳がないの？」
ジャンヌオルタ「……」
天草「don’tじゃなくてcan’tですよマスター」
ぐだ子「……へぇ」
ジャンヌオルタ「うるさい！人間が水に浮く方がおかしいのよ！」
天草「すみません、知られたくないことでしたね。口が滑りました」
ジャンヌオルタ「いつも滑らしてるわよ！その口縫うわよ！？」
ぐだ子「ジャンヌは？」
ジャンヌオルタ「聖女もとい性女様は向こうでいそぎんちゃくと戯れてるわよ」
天草「ちなみに私は潮干狩りです」
ぐだ子「泳いでるのエドモンだけかよ！」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ぐだ子「カルナ、何してるの？」
カルナ「ヤドカリを見ている」
ぐだ子「ヤドカリ」
カルナ「あぁ」
ぐだ子「……」
カルナ「……」
ぐだ子「……楽しい？」
カルナ「それなりに」
ぐだ子「そう」
カルナ「……」
ぐだ子「……またね」
カルナ「あぁ」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アルジュナ「……」
ぐだ子「何してるの？」
アルジュナ「マスターですか」
ぐだ子「そうだよ。で、何してるの？」
アルジュナ「……ヤドカリを見ています」
ぐだ子「仲良しかよ！」
アルジュナ「？」
ぐだ子「あ、いや。こっちの話」
アルジュナ「そうですか」
ぐだ子「またね！」
アルジュナ「えぇ」
ぐだ子「帰りたい……カルデアが恋しい……」
マシュ「あ、ここにいたんですね」
ぐだ子「マシュ」
マシュ「先輩、そろそろ帰りますか？」
ぐだ子「いいの！？」
マシュ「少しは反省したと総合的に判断しましたので」
ぐだ子「よっしゃ！帰ったらクーラー効かせてアイス食べよ！」
マシュ「……やっぱり延期しましょう」
ぐだ子「嘘です！嘘です！ごめんなさい！」
マシュ「……」ｼﾞｰ
ぐだ子「反省してるから！パラケルススとメッフィー、カエサルに誓う！」
マシュ「誓っているのが信用出来ない方ばかりなんですが！？」
ぐだ子「マシュは私を信用できないの！？」
マシュ「出来ないからここにいるのですが」
ぐだ子「なるほど、確かに」
マシュ「……多少は反省したと私が信じたいので帰りましょう」
ぐだ子「おぉ、神よ！」
マシュ「ですが、次にまた同じことがあったら」
ぐだ子「南の島で過ごすのか……それならまだ」
マシュ「密林と砂漠どっちがいいですか？」
ぐだ子「同じ過ちは繰り返しません！」
マシュ「お願いしますね先輩」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
エレナ「帰るのね」
ぐだ子「一日も経ってないけど辛かった」
天草「沢山アサリが採れたので帰ったら食べましょう」
カルナ「ふむ、充実していた」
巌窟王「いい波だった」
天草「オルタは今度来るときには浮き輪を持って来ましょうね」ﾆｯｺﾘ
ジャンヌオルタ「うるさいわよ！誰が二度と来るもんですか！」
天草「ですが、泳ぎに来たのに収穫が金ヅチとわかっただけというのは些かおもし……悲しいことです」
ジャンヌオルタ「帰ったらあんたを火炙り確定ね」
ジャンヌ「いそぎんちゃく、可愛かったです♪」
アルジュナ「ヤドカリ、中々興味深い生き物でした」
マシュ「ドクター、お願いします！」
ロマン『オッケー、任せて！』
ぐだ子「……何か忘れてるような」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ぐだ子「ただいまー」
ロマン「おかえりぐだ子ちゃん。南の島はどうだった？」
ぐだ子「やっぱり現代文明最高だよ……」
ロマン「あははは、だよねー！」
マシュ「これからは無駄遣い禁止ですからね！」
ぐだ子「了解です…」
ジャンヌオルタ「私はもうシャワー浴びるわ！ふんっ！」
ブリュンヒルデ「お姉様！」ｶﾞｼｯ
ジャンヌオルタ「ちょっと！？あんたどこから！」
ブリュンヒルデ「私を置いて南の島に行ってしまうなんて悲しいです！次からは何処に行くにも声を掛けてください！お風呂でもトイレでも付いていきますわ！」
ジャンヌオルタ「来なくていい！」
巌窟王「マスター、賞品のことなんだがな……」
ぐだ子「あぁ、欲しいものとかあったら言ってね」
巌窟王「俺は特にないからあいつのお願いを聞いてやってくれ」
ぐだ子「いいの？」
巌窟王「構わん」
ぐだ子「わかった」
天草「私はこのアサリをエミヤ殿に届けてきますので、失礼します」
ジャンヌ「私もいきます。それではマスター、失礼します」
ぐだ子「またね」
ジャンヌオルタ「そういえばマスター、賞品のことだけど」
ぐだ子「なに？浮き輪が欲しいの？」
ブリュンヒルデ「私はお姉様の愛が欲しいです！」ｷﾞｭｯ
ジャンヌオルタ「いらないわよ！あーもう！あんたは離れろ！」ｸﾞｲｯ
ぐだ子「どうするの？」
ジャンヌオルタ「……エドモンに何かプレゼントしてあげて」ｸﾞｲｯ
ぐだ子「……いいの？」
ジャンヌオルタ「勝ったのはあいつのおかげみたいなものだもの。それで私が貰うなんて出来ないわ」
ぐだ子「なんかエドモンも同じこと言ってたんだけど」
ジャンヌオルタ「そうなの？」
ぐだ子「まぁ、この際だし二人にそれぞれあげるよ。別に賞品は一つだけとか言ってないし」
ジャンヌオルタ「……本当に？」
ブリュンヒルデ「お姉様！休暇を貰って私と共に出掛けましょう！」ｸﾝｶｸﾝｶ
ジャンヌオルタ「いかないわよ！嗅ぐな！」
ぐだ子「どうするの」
ジャンヌオルタ「私が欲しいのは━━━」
ぐだ子「エドモン、これ」
巌窟王「なんだ」
ぐだ子「優勝賞品」
巌窟王「いらないと言ったはずだが」
ぐだ子「いいの！いいの！つまらないものだけどね」
巌窟王「……」
ぐだ子「早く受け取らないと髪型をストレートにするぞ」
巌窟王「それは困るな」ｽｯ
ぐだ子「好きな時に食べて」
巌窟王「食べ物か」
【カレー粉】
巌窟王「……」
エミヤ「マスター、食料庫を漁ってないか？」
ぐだ子「し、知らない！エドモン、バレないうちに持って帰って！」
巌窟王「……」
ぐだ子「じゃあね！」
巌窟王「……作るか」
《3日後》
ぐだ子「あー疲れた！徹夜はキツいなー」ﾌﾗﾌﾗ
ジャンヌオルタ「マスター、頼んだものは？」
ぐだ子「出来たよー、はいこれ」
ジャンヌオルタ「……確かに貰ったわ」
ぐだ子「じゃあね……私は寝ます」
ジャンヌオルタ「……ありがと」
ぐだ子「なに？なんか言った？」
ジャンヌオルタ「何も言ってないわよ！さっさと寝れば！」ｽﾀｽﾀ
ぐだ子「うぃーす」ﾌﾗﾌﾗ
マシュ「先輩！」
ぐだ子「そんなに慌ててどうしたのさ」
マシュ「テスラさんとエジソンさんがいません！」
ぐだ子「……あ」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
マシュ「レイシフト完了です！」
ぐだ子「二人は！？」
ﾃｯﾃﾚﾃｯﾃｰ
エジソン「マスター！ようやく迎えにきてくれたか！」
ぐだ子「……なにこれ」
マシュ「とても目に悪い眩しさです」
エジソン「置いていかれてしまったのでな！取り敢えず救難の意味を込めて直流電流の素晴らしさを伝える直流ランドを作ったのだ！ふはははは！」
ぐだ子「……」
マシュ「……」
ﾃｯﾃﾚﾃｯﾃｰ
テスラ「おぉ、マスターか！この天才を置いて帰るとはなんということだ！」
マシュ「光源、増えました」
ぐだ子「一応、聞こう。何してた」
テスラ「ははははははは！！言わずもがな、救難の意味も兼ねた交流電流の素晴らしさを伝える交流ワールドを作っていたのだ！」
ぐだ子「……」
マシュ「……先輩」
ぐだ子「うん、やっぱり置いて帰ろう」
エジソン「待ってくれ！？流石にもう置いていかれたくないぞ！」
テスラ「なんという仕打ちか！」
ぐだ子「この無駄な施設を1時間で壊さないと置いて帰るぞ」
エジソン「私の最高傑作をか！？」
テスラ「この天才の偉業をか！？」
ぐだ子「よしわかった。テスラは直流ランドを、エジソンは交流ワールドを壊せ」
エジソン・テスラ「任せろ！」
エジソン「この私がスクラップに変えてやろう！」ﾀﾞｯ
テスラ「跡形もなく消してやる」ﾀﾞｯ
ぐだ子「よし、帰ろうマシュ」
マシュ「はい、先輩」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ジャンヌオルタ「ふんふんふーん♪」ｶﾞｻｶﾞｻ
巌窟王「……」
ジャンヌオルタ「これをこうして……」ｶﾁｬ
巌窟王「……」
ジャンヌオルタ「ソフトを入れて起動っと……」ﾎﾟﾁ
巌窟王「……楽しそうだな」
ジャンヌオルタ「当然でしょ……って、なんであんたがいるのよ！？」
巌窟王「俺の部屋でもあるからな」
ジャンヌオルタ「はぁ！？で、出ていきなさいよ！」
巌窟王「……『ドキドキ☆7人の贋作英霊』？」
ジャンヌオルタ「ああぁぁぁぁぁ！！？///」
巌窟王「こういうのが好きなのか」
ジャンヌオルタ「ちちちち違うわよ！こ、こんなもの！」
巌窟王「壊すのか」
ジャンヌオルタ「……」
巌窟王「無理をするな」
ジャンヌオルタ「いい！？他の人間に喋ったらただじゃおかないわよ！？」
巌窟王「俺は言わないが」
ジャンヌオルタ「……」ﾎｯ
巌窟王「天草が写真を撮って走っていったぞ」
ジャンヌオルタ「」
ジャンヌオルタ「探し出して息の根を止めなきゃ……」ｶﾞﾀｯ
巌窟王「……そうか」
ジャンヌオルタ「あんたは留守番してなさい」
巌窟王「探すのを手伝わなくていいのか？」
ジャンヌオルタ「必要ないわ！」
巌窟王「……そうか」
ジャンヌオルタ「……殺す」ﾀﾞｯ
巌窟王「……」
ﾊﾞﾀﾝ
巌窟王「……行ったな」
ｼｰﾝ
巌窟王「……これがゲームとやらか」
ｼｰﾝ
巌窟王「……」ｷｮﾛｷｮﾛ
ｼｰﾝ
巌窟王「……」ﾎﾟﾁ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ジャンヌオルタ「出てきなさい！焦げルーラー！」
ｱﾊﾊﾊﾊ
ジャンヌオルタ「向こうね！」ﾀﾞｯ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
天草「よく撮れているでしょう」ﾆｺﾆｺ
ヘクトール「へぇ……」
ジル(術)「おぉぉぉ！！ジャンヌぅぅぅぅ！」
アレキサンダー「おもしろそうだねー」
ジャンヌオルタ「あぁぁぁぁぁ！！？」
天草「おや、オルタ。どうしました？」
ジャンヌオルタ「あ、あんた。その手に持っているのって……」
天草「デジカメです」
ジャンヌオルタ「中身の話よ！見せなさい！」ﾊﾞｯ
天草「借り物なので壊さないでくださいね」
ジャンヌオルタ「私の最高機密……最高機密……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
天草「何を探してるんですか」
ジャンヌオルタ「さっきの写真よ！」
天草「中には南の島の写真だけですよ？」
ジャンヌオルタ「え？」
天草「何を探しているかしりませんが、ゲオルギウス殿からカメラを借りてバカンスの写真を撮っただけですよ」
ジャンヌオルタ「……はぁぁぁぁぁ」
天草(さっきの写真はマスターのスマホですし)
ジャンヌオルタ「はい、返すわ。今度紛らわしいことしたら焼くからね」
天草「肝に命じておきます」ﾆｯｺﾘ
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ジャンヌオルタ「戻ったわよ……」
巌窟王「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
ジャンヌオルタ「写真なんか無かったわよ。貴方適当なこと言ったんじゃないでしょうね」
巌窟王「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
ジャンヌオルタ「ねぇ、聞いてるの？……って、なんで私のゲームやってるわけ！？」
巌窟王「中々興味深いな」
ジャンヌオルタ「興味深いじゃなくて！何してるのよ！」
巌窟王「攻略対象は男だけか。メルセデスはいないのか？」
ジャンヌオルタ「居るわけないでしょ！乙女ゲーよ！」
巌窟王「ファリア神父もか？」
ジャンヌオルタ「いないわよ！」
巌窟王「……そうか」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
ジャンヌオルタ「露骨にしょんぼりしないで貰えるかしら。……そろそろ返しなさいよ」
巌窟王「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
ジャンヌオルタ「返しなさいよ！？」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ジャンヌオルタ「……ねぇ、いつ返してくれるのよ」
巌窟王「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
ジャンヌオルタ「返事くらいしなさいよ！」
巌窟王「……」
ジャンヌオルタ「どうしたのよ、急に」
巌窟王「……」
ジャンヌオルタ「どうしたのよ」ﾋｮｲ
エドモン『俺の名前はエドモン・ダンテスだ。……お前は俺を知らないだろうが、俺はお前の事を知っているぞ』
ジャンヌオルタ「なによこのキャラクター！？」
巌窟王「……お前の趣味か」ﾁﾗｯ
ジャンヌオルタ「違うから！私、こんなの頼んでないし！」
巌窟王「……」
ジャンヌオルタ「ちょっと待ちなさい！」ｶﾞｻｶﾞｻ
巌窟王「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
ジャンヌオルタ「……私の頼んだ覚えのないシークレットキャラが追加されてるんですけど！？」
巌窟王「……そうか」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
ジャンヌオルタ「何してるの！」
巌窟王「このキャラを攻略する」
ジャンヌオルタ「自分を攻略とか趣味が悪いわよ！」
巌窟王「特大の絶望が味わえそうだ」
ジャンヌオルタ「そういう歪んだプレイは止めなさい」
エジソン「また置いていかれるとは思わなかったぞ」
ぐだ子「妥当だよね」
エジソン「あまりに悲しくて似非紳士の夢の残骸に直流ランド2を作ってしまった」
マシュ「作るの早すぎませんか？」
エジソン「私の特技は大量生産だ！」
テスラ「凡骨に出来て、天才に出来ないわけがない
！というわけで動物園の跡地に交流ワールド2を建てたぞ！ははははははは！！」
ぐだ子「天草ー」
天草「はい、マスター」
ぐだ子「二つのバカの所業を宝具で消し飛ばして」
天草「お任せください」
エジソン「ま、待つんだ！」
テスラ「私は全力で止めるぞ！」
ぐだ子「令呪を持って命ずる。二人とも終わるまで動くな」ﾋﾟｷﾝ
エジソン「Gahoooooooo!!?」
テスラ「ば、馬鹿なァァァァァ！！」
天草「万物に終焉を━━『双腕・霊次収束』！」
ﾁｭﾄﾞｰﾝ
エジソン「」
テスラ「」
ぐだ子「帰ろう」
マシュ「はい！」
天草「……ちょっとお二人にお話が」ﾎﾞｿｯ
エジソン「……なんだね」
テスラ「……どうでもいいことは後にしてくれ」
天草「お二人にしか出来ないことなのですが、印刷機とコピー機を貸して頂けないでしょうか」ﾆｯｺﾘ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ジャンヌオルタ「んー、ゲームのやりすぎで寝不足だわ……」
ジャンヌ「あっ」
ジャンヌオルタ「……なによ聖女様。人の顔をみて」
ジャンヌ「い、いえ……。あのオルタ、出来れば食堂には行かない方がいいですよ？」
ジャンヌオルタ「なに言ってるのよ。私はこれから朝御飯食べるのよ。それに貴女に言われると逆に行きたくなるから」
ジャンヌ「……私は止めましたからね！」ﾀﾞｯ
ジャンヌオルタ「なによ……ったく」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ジャンヌオルタ「……おはよ」
ｻﾞﾜｻﾞﾜ
ジャンヌオルタ「？」
ヘクトール「よう、嬢ちゃん」
ジャンヌオルタ「朝から髭親父が何の用よ」
ヘクトール「『海外から帰国したちょっとフランクな血が繋がっているようないないような、フリーダムなオジサン』」
ジャンヌオルタ「！？」ﾋﾞｸｯ
ヘクトール「甘えたいならオジサンに甘えてもいいんだぜ。マスターは俺にとってのトロイアだけど、お嬢ちゃんも第二のトロイアにしてやるぜ？」
ジャンヌオルタ「うるさいわよ！///」
アレキサンダー「お姉ちゃん！」
ジャンヌオルタ「！？」
アレキサンダー「あれ、違ったかな？」
ジャンヌオルタ「ななな何を言ってるのよ！」
アレキサンダー「え？だって僕は『同居中のお姉ちゃん大好きな優秀な義弟』でしょ？」
ジャンヌオルタ「」
ブリュンヒルデ「お姉様！」ﾀﾞｷｯ
ジャンヌオルタ「今度はなによ！」
ブリュンヒルデ「『お姉様の忠実なる愛の僕』です！」
ジャンヌオルタ「『同性でフランクな友達』のはずなんだけど！！」
ブリュンヒルデ「お姉様が、私の事を『大事な大事な恋人以上の同性でフランクな友達』ですって！キャー！///」
ジャンヌオルタ「そんなこと一言も言ってないわよ！？」
天草「これが設定資料です。どうぞご自由にご覧ください」ﾆｺﾆｺ
ジャンヌオルタ「何してるのよ！！」
天草「あぁ、ジャンヌオルタ。どうしたのですか？」
ジャンヌオルタ「殺されたいの！？」
天草「あぁそうだ！貴女も見てくださいこの写真。乙女ゲーを片手にしている貴女がキレイに写ってるでしょう」ﾆﾔﾘ
ジャンヌオルタ「」
天草「所でこのゲーム、私がいないのですが……」
ジャンヌオルタ「居るわけないでしょ！バカなの？ねぇ、バカなの！？」
天草「そうですか……。残念です」
ジャンヌオルタ「なに言ってるのよこいつは」
天草「一応理想の設定としては『街の外れにある教会に住む神父で迷える主人公を陰から支える心優しい青年(ポロリもあるよ)』なんですが」
ジャンヌオルタ「ポロリってなによ！ポロリって！」
天草「そういうゲームではないのですか？」
ジャンヌオルタ「いかがわしいゲームと一緒にしないで！」
天草「それはいけません！そういうゲームだと触れ回ってしまいました」
ジャンヌオルタ「」
天草「四郎うっかりです」
ジャンヌオルタ「懺悔の時間よ。悔い改めなさい」
天草「ここは戦略的撤退です」ﾀﾞｯ
ジャンヌオルタ「逃がすか！」ﾀﾞｯ
天草「あははは♪捕まえてご覧なさい！……あ、これ浜辺でやれば良かったですね」
ジャンヌオルタ「コロスコロスコロスコロスコロス………」
ぐだ子「……何してる？」
マシュ「……さぁ。わかりません」
エジソン「ふむ、やはり私の改良した印刷機は素晴らしいな！」
テスラ「ははははははは！！流石は私が改造したコピー機だ！写りが違う！」
エジソン「私の印刷機が素晴らしい！」
テスラ「私のコピー機だ！」
エジソン「ならば第97回発明王世界一決定戦だ！」
テスラ「望む所だ凡骨！」
ぐだ子「あいつらも懲りないな」
マシュ「……ですね」
天草「あははは♪」
ジャンヌオルタ「待ちなさいよ！！」
おわり
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もよろしくお願いします！
また続編を安価でやりますので
面白かった！
引用 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1472305533/