アーチャーがセイバーをゲームでボコボコにしたらガン無視されるようになってしまったよ
アーチャー「セイバー、良いレストランを見つけたのだが……もし良ければ一緒にどうかね」
セイバー「アッガイ……! そこです……! そこ……!」ピコピコ
「おーい、セイバー! ちょっと来てくれ!」
セイバー「はいっ! シロウ、今行きます!」スタスタ
アーチャー「向こうは引きこもりが解決して……ますます仲が良くなったようだな……」
アーチャー「凜の言う通り、優しく声を掛け続けてはいるが……ここまで徹底されると流石に堪えるものがあら……」
アーチャー「何かセイバーと仲直りできる良い方法は無いものか……」
アーチャー「……>>3でも試してみるか」
アーチャーがセイバーをゲームでボコボコにしたらガン無視されるようになってしまったよ
アーチャー「セイバー、良いレストランを見つけたのだが……もし良ければ一緒にどうかね」
セイバー「アッガイ……! そこです……! そこ……!」ピコピコ
「おーい、セイバー! ちょっと来てくれ!」
セイバー「はいっ! シロウ、今行きます!」スタスタ
アーチャー「向こうは引きこもりが解決して……ますます仲が良くなったようだな……」
アーチャー「凜の言う通り、優しく声を掛け続けてはいるが……ここまで徹底されると流石に堪えるものがあら……」
アーチャー「何かセイバーと仲直りできる良い方法は無いものか……」
アーチャー「……>>3でも試してみるか」
アーチャー「いくら情に訴えても駄目ならば……もうこのような手で訴えてみるしかあるまい」
アーチャー「強引に見える手かもしれんが……案外コロッと落ちて私を許してくれるかもしれないぞ」
アーチャー「セイバーはかなり初なところがあるからな」
アーチャー「よし、そうと決まればさっそく実践するとしよう」
アーチャー「……投影開始っ」ピカー
セイバー「………………」ピコピコ
アーチャー「とぉっ!」ガッ
セイバー「っ!?」
アーチャー(よし! 完全に上をとった!)
アーチャー「許せ! セイバー! 我が骨子は捻じれ狂う……! カラドボルグ!!」ブンッ
アーチャー(セイバーのアナル……! 取った……! )
セイバー「…………」ドゴオッ
アーチャー「がっ……!?」
アーチャー(な、何て力だ……完全に抑え込んだと言うのに……! まさか反撃してくるとは……!)
セイバー「………………」ドゴッ ドゴッ ドゴッ ドゴッ
アーチャー「ぐっ……! うぐ……! ぐぁぁぁぁっ!」
アーチャー「ぐっ……」ゴロゴロ
アーチャー「深傷を……負った……か……」シュゥゥゥン
セイバー「………………」
セイバー「………………」ストン
セイバー「………………」ピコピコ
アーチャー「ハァ……ハァ……」
アーチャー「だ、駄目だ……正面からではまるで……歯が立たない……」
アーチャー「伊達に……最優のサーヴァントと呼ばれてはいない……か……」
アーチャー「どうやら別の手を……試した方が……良さそうだな……」
アーチャー「っ! まあ……少し体を休める必要があるようだがね……」ズキズキ
アーチャー「強引に行っては私に万に一つも勝ち目はない……」
アーチャー「ここは>>13を試してみることにするか」
アーチャー「しばらくいなくなることでセイバーに私が如何に大事な存在であったかを再認識させるのだ」スタスタ
アーチャー「凜、私は少しの間留守にするぞ」
凜「ふーん、どっか行くの?」
アーチャー「ああ、少し野暮用があってね」
凜「そうなんだ、いってらっしゃーい」
アーチャー「いってくる」シュッ
「なんでやねん!」パシンッ
凜「ぷっ……アハハハ! このコンビおもしろーい!」バリボリ
アーチャー「ふむっ、ここからなら衛宮邸を一望することができるな……」
アーチャー「セイバーが私を探し始めたら戻るとしよう」
アーチャー「………………」ズルズル
アーチャー「たまにはカップ麺をたべるのも通なものだな」
アーチャー「………………」ペラペラ
アーチャー「ふぅ……」パタン
アーチャー「……まだか」
ザァァァァァァ
アーチャー「………………」
アーチャー「今夜は鉄板焼のようだな」
アーチャー「……まだだろうか」
凜「あっ、おかえりアーチャー……野暮用は終わったの?」
アーチャー「ああ、終わらせたとも」
凜「ふーん、何だかよく分からないけど……お疲れ様」バリボリ
アーチャー「………………」
アーチャー(二週間待っても駄目だったのだ、この手は諦めるとしよう……)
アーチャー(そもそも私が衛宮邸にいないことが多かったからか……皆、私が消えたことにそれほど違和感を抱かなかったようだ……)
アーチャー(いくらなんでもスキンシップが足りないか……考えものだな……)
アーチャー「定番の家出も駄目となると……」
アーチャー「……>>19を実践してみるか」
安価なら炊事係になる
アーチャー「小手先な手は通じない……ならば……セイバーの胃袋を掴むまで……」
アーチャー「衛宮士郎、少し話がある」
士郎「ん……?」
─キッチン─
アーチャー「よし、存分に腕を振るうとしようか……」スチャッ
アーチャー「…………」トントントントン
アーチャー「…………」ジュゥゥゥゥゥ
アーチャー「…………」グツグツ
大河「うめえええええええ!!」ガツガツ
凜「流石ね、アーチャー……どれも絶品だわ……この餃子なんて特に……」
凜「私も中華には自信あるんだけど……こりゃ完敗ね」
桜「とっても美味しいです、ねっ! ライダー!」
ライダー「はいっ、申し分無い美味しさです」
士郎「どれもよくできてる……やるなぁ……」
アーチャー(よし、腕を存分に振るった甲斐あって……皆からの評価は完璧だ、これならセイバーも喜んでくれたはず……)チラッ
セイバー「モグモグモグモグモグモグ……」ニコニコ
アーチャー(よしっ)グッ
セイバー「……」ゴクンッ
アーチャー「……………………」
セイバー「……………………」
セイバー「モグモグモグモグモグモグ」
アーチャー(の、ノーコメントだと……!?)ガーン
アーチャー(馬鹿な……この量で全く満足していないとでもいうのか……? だが……)
セイバー「モグモグモグモグモグモグ」ニコニコニコニコ
アーチャー(あの笑顔は本物だ……嘘であるはずがない……セイバーは私の料理を純粋に味わってくれている……)
アーチャー(くそっ、これでも足りないというのか……)
アーチャー「ハァ……」
アーチャー「まさか胃袋を掴んでも口を利いてくれないとは……弱ったな……」
セイバー「アーチャー……」
アーチャー「くそっ、いったいどうしたら……」
セイバー「アーチャー!」
アーチャー「何だセイバー……俺は今考え事を……」
セイバー「時は満ち……ついに決着の時は来ました……さあっ、勝負です!」スッ
アーチャー「これは……PS3のコントローラー……?」
アーチャー「というかセイバー……私に口を利いて……!」
セイバー「ああ……はい! 実力も充分ついてきたので!」
アーチャー「?」
セイバー「はいっ、私は誰にも頼らず自分自身の力で強くならねばならなかったので……アーチャーとの会話はわざと避けていたのです」
セイバー「罪悪感は勿論感じていましたが……これも全てアッガイと私が貴方を打ち倒すために必要なことだったので……」
セイバー「というわけで……失礼を承知で詫びます……今までの貴方に行った無礼の数々……どうか許してください」ペコッ
アーチャー「そ、そうだったのか……私はてっきり……無視されるのはゲームに負けたので不貞腐れているからかと……」
セイバー「た、確かにあの時は悔しすぎてつい逃げ出してしまいましたが……アレは私にアッガイを動かす力が足りなかっただけのこと……貴方に怒るのはお門違いです」
セイバー「まあ……錯乱して私に襲いかかってきたときはつい本気で抵抗してしまいましたが……」
セイバー「今思えば……私は貴方をそこまで追い詰めてしまっていたのですね……本当に申し訳ありませんでした……」
アーチャー「いや、いいんだセイバー……元はといえば君の挑発に易々と乗り……アッガイ相手に大人げなくターンXを連続使用した私に落ち度があったのだ……」
アーチャー「逆に謝るのは私の方さ……すまなかった」
セイバー「アーチャー……」
セイバー「!」
セイバー「はいっ! 全力でかかってきてください!」
アーチャー「無論だ、全力でお相手しよう」
セイバー「フフッ……燃えてきました! 今度こそアッガイで貴方に勝ってみせます!」スタスタ
アーチャー「ふっ、その自信の様子だと相当修練を積んだと見えるが?」スタスタ
セイバー「はいっ、毎日毎日オンラインマッチングで鍛えました! そして今では連勝が続くようになりました! 今が勝負の頃合いなのです!」スタスタ
セイバー「私の直感が告げています!」スタスタ
アーチャー「なるほど、これは楽しみだ」スタスタ
アーチャー(こうして何気ない会話ができることがこんなに嬉しいことだったとは……久しく忘れていたな……この気持ちを……)
セイバー「はいっ! 無論、アッガイです!」
アーチャー「よし、では私も全力のターンXで答えるとしよう」
STANDBY……
セイバー「修練の成果を見せてあげます!」
アーチャー「いいだろう……恐れずしてかかってこい!」
GO
セイバー「うおおおおおおお!」
アーチャー「うおおおおおおお!」
セイバー「あ、アッガァァァァイ!!」
アーチャー「ふっ、またしても……私の勝ちのようだ」
セイバー「そんな馬鹿な……あれだけ修練を積んだというのに……!」
セイバー「アーチャー! も、もう一戦!! もう一戦です!!」
アーチャー「いいとも」
セイバー「それと! くれぐれも手を抜くような真似はしないくださいね!」
アーチャー「ああ、そんなことはしないさ」
セイバー「よーし! アッガイ! 次こそは勝ちますよ!」
アーチャー(何てことだ……この私がたかだかテレビゲームなんて物をここまで面白く感じるとは……)
アーチャー(叶うことなら……ずっとこの時間が続けば良いのだが……)
ドッカーン
ドッカーン
セイバー「あ、アッガイイイイイイイイッ!!」
アーチャー「24戦中……1勝23敗、か……まあ君も少しは腕を上げたようだが……まだまだ私には及ばな……」
セイバー「あ、アーチャーなんて……」プルプル
アーチャー「……ん?」
セイバー「大っ! 大っ! 大っ嫌いです!!」
アーチャー「はうぁっ……!?」グサー
セイバー「うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」ダッ
アーチャー「ま、待ってくれセイバー! 俺は……! 俺はまだ君とゲームを……!」
アーチャー「頼む!! 待ってくれセイバァァァァァァァァァァァッ!!!」
セイバー「士郎! お腹がすきました!」 士郎「……」
ttp://hebi.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1512907420/
セイバー「どうにも暇です……」
ttp://hebi.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1513085444/
一応繋がってるのでよろしく
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