戦国武将・上杉謙信の愛刀とされる国宝「無銘一文字」の公開が10日、岡山県瀬戸内市の備前長船刀剣博物館で始まった。
名刀の生産地だった瀬戸内市は、ふるさと納税や寄付で集めた資金を使い
文化庁とも協議の上、所有していた岡山県内の個人から3月に5億円で購入したという。
鎌倉時代中期に作られたとされる備前刀。
上杉謙信や、跡を継いだ景勝の愛刀と伝えられる。
山鳥の羽毛のように乱れた刃文から「山鳥毛」の愛称もある。昭和27年に国宝となった。
観覧にはホームページや電話を通じた事前予約が必要。
市は日本刀の魅力を発信するため、今後も定期的に披露する方針とのこと。