高梨の宝刀
黒姫(セイバー)装備時のみ、自身がフィールドにいる間
味方全体に〔蛇・竜〕特攻状態を10%付与&クリティカル威力を20%アップ
イラストレーター
サクマミツロ
解説
信濃の高梨家に代々伝わるその刀は、
かつて祖先が源頼朝公より賜ったものだという。
如何なる謂れがあるものか、どの名工の手によるものかは知れずとも、それは紛れもなく霊妙なる宝剣。
切れ味鋭く、邪を祓い、国を守る。
なればこそ。
この刀は悪蛇を斃すため出立した姫と共に在り、また、姫を我が物にせんと褥に迫る蛇を打ち払った。
そして―――鞘から抜かれずとも、様々なものを見た。
蛇の怒りによる天変地異が城下を襲うのを見た。
姫の祈りと手鏡により雲が晴れるのを見た。
山神の焦熱が蛇の池を干上がらせるのを見た。
あるいは如何なる物語にも語られぬ何かを見た。
どうあれこの刀は、高梨の姫と共に在る。
彼女と同じく、数多の意味と記憶を映して―――
蛇と共に在る姫の元に、在る。