あの日の空
岡田以蔵(アサシン)装備時のみ
自身がフィールドにいる間
味方全体のArtsカード性能を10%UP&クリティカル威力を15%UP
イラストレーター
たつよ
解説
わしの剣は天下一じゃとあいつらは囃し立てた。
わしもそう思うたし、事実、わしには誰も敵わなかった。
あいつらがわしにしかできんと頼むから、わしもそうかと思い剣を振るうてやった。
あいつらはわしを天誅の名人と誉めそやし、金も大層くれるしでわしもええ気分じゃった。
わしを馬鹿にしとった連中が、わしを恐れて道の端を歩くようになった。
まっことええ気分じゃし、ええ空じゃ。
だがそのうち、あいつらはわしを犬でも見るような目で見るようになった。
天下国家がどうのこうのと難しい話でわしを仲間はずれにしよる。
気に食わん、せっかくのええ空なのに、気に食わん。
そのうちわしは一人で京の町をうろつくようになった。
金もないし、腹も減った。
ええ空なのに、わしは動くのもおっくうじゃ。もう何でもええ。
何がどうしてこうなったかはわからん。
どこでどう間違えたのかもわからん。
わしは頭が悪いきに、たぶんどこかで間違えたんじゃろう。
いや、もしかしたら最初から間違えとったのかもしれん。
川原であいつらと遊んどった頃は間違えとらんかったじゃろうか。
―――ええ空じゃ、澄み渡るようにええ空じゃ。