語られる一矢
ウィリアム・テル装備時のみ
自身がフィールドにいる間
味方全体のArts性能を10%UP &クリティカル威力を15%UP
イラストレーター
―――
解説
クロスボウから放たれた一本の矢、
そして見事に射抜かれた林檎。
たとえ沈着冷静に見えたとしても、それは決して機械のように射られたものではなかった。
そこには迷いがあった。
恐怖があり、怯えがあり、
逃げられるなら逃げたいと願う弱さがあった。
だが、それでも彼は、それら全てを飲み込んで―――
ただ息子を救うために、引き金を絞ったのだ。
この一矢は神業だと語られるのかもしれない。
しかしそれは決して神の御業ではない。
人としての想いを、父親としての想いを、
彼が今まで真摯に培ってきた技術が救っただけのこと。
これは神話の英雄譚ではなく、あくまでも人の物語。
第二の矢を用意したことを恥じる必要はない。
それも、自らの矮小さを認める、という
人としての強さを持っていた証なのだから。