クリスマスベルト
カルナ〔サンタ〕(セイバー)装備時のみ
自身がフィールドにいる間
味方全体のQuickカード性能を10%UP&宝具威力を10%UP
イラストレーター
たつよ
解説
初代はさすが初代だった。
全てが高いレベルでまとまっていたが、
特にあの膨らんだプレゼント袋の重さは黒き聖剣の斬撃にも劣らぬ脅威だった。
勝因は……あのソリにとってリングは狭すぎた。それだけだ。
二代目は階級が違いすぎた。ノーコンテストだ。戦ってはいない。
ベルトの所有権も譲られただけだ。
しかしサンタの在り方について話すことはできた。
このベルトには彼女の想いも間違いなく載っていることだろう。
三代目も強敵ではあった。
相手の体調が万全であれば危うかったかもしれん。
……知っているか?
ヒツジの体毛は拳の衝撃を吸収する。
あれはいい学びだった。いい学びだった。
ああ。四代目こそが最大の強敵であったと言える。
真っ向からの肉弾戦だった。
不思議なステップから繰り出される、パンチの届かぬあのクリスマス殺法の数々
……正直、次やればどうなるかはわからん。
再戦を願いたいものだ。
おそらく向こうもそう思っているだろう。
オレもあのリズムをフットワークに取り入れるべきだろうか。
サンバ……とか言ったか?
五代目は別の意味で恐ろしい相手だった。
ボクサーに注射を撃とうとするとは……
たとえ厚意からであっても、一発も貰うわけにはいかなかった。
ドーピング違反と判断されてはこちらの負けだ。ある意味で最も緊張感のある勝負だったと言えるだろう。
それらの戦いを経て、オレはこれを手に入れたわけだが……実のところ、本来これを腰に巻くべきはオレではない。
オレというサンタを見事に扱いきったマスターにこそ与えられるべきものだと思うが、なかなか受け取ってもらえなくてな。
だから……そう。
オレは、暫定王者、というやつなのかもしれん。
そしておそらく来年はまた新しいサンタが増えるのだろう。
その者とのタイトルマッチが組まれるまで、修業あるのみ、だな……。
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